※本事例は、事例6(土地の分筆・合筆への対応)で構築した「案件・中間案件・子案件」の構造を土台にした続編です。
お客様は、不動産業を営む従業員30名規模の事業者様です。案件(仕入契約・仕入決済)、中間案件、子案件(物件・区画・販売)の3つのオブジェクトで、仕入れから販売までをSalesforce上で管理できる状態になっていました。その一方で、この案件管理に付随する業務が、まだSalesforceの外に残っているという課題がありました。
設計の大原則は、「情報ごとに正本を1つに定め、同じ情報を複数のオブジェクトに重複して持たせない」ことです。案件や子案件に項目を足していくのではなく、「融資」「返済明細」「管理本部手続」という3つの独立したオブジェクトを新設し、既存の案件管理と連携させる構造にしました。
案件に簡易的に持たせていた従来の融資項目は廃止し、新しいオブジェクトへ完全に移行しました。また、当初は子案件に約27項目を追加して管理する案もありましたが、手続ごとに期日・状況を持てるよう、管理本部手続オブジェクトに一本化しています。
営業担当者や管理本部の手作業を極力減らすため、次のような自動化をFlowで実装しています。
管理本部への連絡は、都度のメール通知と、毎日確認する専用レポート一覧の2つに統一し、見る場所が増えないようにしています。
業務の実態に合わせて、設計の途中で方針を見直した点がいくつもあります。
これまで案件管理の外にあった融資・返済と管理本部業務が、案件・子案件とひもづいた形でSalesforce上に集約されました。決済日が動いた際の予定日の更新や、入力漏れの検知も仕組みとして組み込まれ、担当者の記憶や手作業に頼らず管理できる土台が整っています。
本支援は現在も継続中で、業務の運用に合わせて設計の調整を続けています。
案件管理と、融資・手続管理などの周辺業務をひとつにつなげたい、というお悩みも歓迎です。
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