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不動産業・30名規模 Salesforce Tableau

属人的だった取引先評価を、自動スコアリングで可視化。
そこから"先読み"で離脱を防ぐ仕組みへ

業種・規模
不動産業(従業員30名規模)
支援内容
Salesforce×Tableauによる取引先の自動スコアリング・ランク判定の構築、および将来のスコア低下を予測する"先読み"ダッシュボードの構築
支援期間
フェーズ1:要件整理からリリースまで約1〜2ヶ月/フェーズ2:要件定義からリリースまで約1ヶ月
ステータス
支援継続中
The Challenge

抱えていた課題

お客様は、不動産業を営む従業員30名規模の事業者様です。物件の紹介・取引を行う取引先(業者/事務所)を数多く抱えていますが、どの取引先が本当に重要なパートナーなのかという評価は、担当者の感覚や経験則に頼った属人的なものになっていました。

紹介の頻度や提案への協力度、実際の成果といった要素を横断的・客観的に評価する基準がなく、重要な取引先をどう見極め、どう関係を維持していくかが、明文化されないまま現場任せになっている状態でした。

PHASE 1

取引先の自動スコアリング・
ランク判定システムの構築

取引先の「供給の安定性」「協力度」「成果」を、過去12ヶ月のローリングデータから自動でスコアリングし、優良な取引先(Sランク)を客観的に判定・可視化する仕組みをSalesforceとTableauで構築しました。

  • 01取引先オブジェクトに、直近12ヶ月の「紹介月数」「案件数」「最終提案数」「買取件数」を保持するフィールドを追加
  • 02「能力軸」「関係軸」「成果軸」の3軸それぞれに数式でスコアを算出し、合計300点満点で評価。210点以上をSランクと自動判定
  • 03商談の作成・更新時にリアルタイムで関連数値を再計算するFlowと、毎月末に全取引先を一括再集計し評価履歴として保存するFlowの、2種類の自動化を実装
  • 04Tableauで取引先別のスコア推移表、Sランク取引先数の推移グラフ、軸別の分布分析ダッシュボードを構築し、毎月自動更新
取引先評価
自動判定3軸・300点満点のスコアで客観的に可視化
得られた変化
維持要因が明確に優良取引先を保つために何をすべきかが分かるように
PHASE 2

"後手"の評価から、"先手"の防衛アクションへ

フェーズ1の運用開始とほぼ同時に、次の展開は当初から想定されていました。従来の仕組みは「スコアが210点を下回ってから対応する」後手の運用にとどまっていたためです。これを刷新し、直近12ヶ月のローリング集計から将来のスコア低下を逆算・予測し、営業担当者に2〜4ヶ月のリードタイムを持たせた"先手の防衛アクション"を促すTableauダッシュボードを、約1ヶ月で追加構築しました。

UIは、猶予期間別に3つのカラムに分けたカンバンボード形式を採用。営業担当者は自分の担当先だけに絞り込んで表示できます。

猶予4ヶ月:種まき・不満察知
4ヶ月後にスコアが210点未満へ転落すると予測される取引先を早期に検知
猶予3ヶ月:提案・解決策提示
3ヶ月後の転落予測に対し、具体的な提案・解決策を打つ段階
猶予2ヶ月:最終交渉・獲得
2ヶ月後の転落予測に対し、最終的な関係維持のアクションを取る段階

各カードには、取引先名・スコア予測値の推移に加え、「紹介途絶」「提案率低下」「買取実績消滅」のどれが転落要因かを色付きバッジで表示。さらに、要因ごとに営業担当者が取るべき具体的なアクション文言をマトリクスとして自動表示し、「今月、誰に、何を目的にアプローチすべきか」が一目で分かる設計にしています。Salesforceの該当レコードへ直接遷移できるリンクも備え、分析ではなく即行動につなげることを最優先しました。

本支援は現在も継続中です。運用が始まったばかりのため効果検証はこれからですが、営業担当者が「待ってから動く」のではなく「見えている兆候に先回りして動く」ための土台が整った段階です。

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